☆アニョハセヨ!コリアパクサです~今回は、韓国仁川にあるタルトンネ博物館(タルドンネ博物館)についてご紹介いたします!☆
仁川というと皆さん仁川空港を思い出すのではないでしょうか!空港を利用するためには行くけどそれ以外では行った事がないという人がほとんどだと思います。(韓国ドラマのファンの方とかだと仁川は”ロケ地の宝庫”とも呼ばれているのでもしかしたら訪れたことがあるかもしれませんね)
タルトンネ(タルドンネ)-달동네
本題に入る前にそもそもタルトンネって何?というかとも多いと思いますので先にタルトンネについて説明しておきます。
※タルトンネをタルドンネと表記する場合もありますがここでは以降タルトンネで統一します。
タルトンネとは:その意味には諸説あるようですが一番広く知らている意味を説明していきます。まずは、韓国語を直訳して意味を紐解いてみましょう!ハングルでタルトンネを書くと”달동네”という表記で、意味は달(=月)+동네(=町)となります。直訳すると”月の町”。凄く美しい響きですよね。でも実際はそんなに美しい意味ではないんです…
いきなりですが、韓国に行った事がある方なら分かると思いますが韓国は坂が多くて歩くのが結構大変ですよね。土地開発の話を考えてみましょう。平地な坂の下と険しい坂の上。どちらが発展しますか?もちろん平地な坂の下部分ですよね。そうすると必然的に地価が高いのは坂の下で安いのは坂の上になります。地価の高い所に住むのはお金がある人で安いところには当然お金のない人が集まります。
次に月の見え方を考えてみましょう。坂の下の低いところと坂の上の高い所。どちらが月に近く、月がよく見えるかというと、これはもちろん坂の上の高い所になりますよね。
この二つをまとめて考えてみると”月の町”に込められた悲しい意味が分かってきたのではないでしょうか…
月に近ければ近いほど綺麗で、月の町と呼ぶに相応しくなるが、上に行けば行くほどお金がない人が集まる貧困街になっていく。
つまりはタルトンネ(月の町)=韓国の貧困層が集まる地域。簡単に言うとスラム街という意味になるのです。

タルトンネは1970年代頃の韓国の急発展に伴う反動で生まれたんだとか。
現存するタルトンネ
タルトンネは再開発などで今は無くなったり、タルトンネを観光資源として活用したりする自治体もあるそうですが、全国にそのままの状態のタルトンネがまだまだあるんです。代表的なものだと九龍村(クリョンマウル)が有名ですよね。私もタルトンネに興味がありソウルに残るタルトンネを幾つか訪れたことがあります!タルトンネの探索記はまた後日掲載しますのでお楽しみに~
ここでは簡単に私が訪れたソウルのタルトンネの写真を一部載せておきます!

▶ソウルの中心地にほど近い所に位置する다산동 달동네(タサン洞タルトンネ)

▶ソウルの北側に位置する정릉동 달동네(チョンルン洞タルトンネ)

タサン洞のタルトンネはタルトンネの反対側は普通の都会でビックリしました。チョンルン洞の方はよくドラマのロケ地にも使われていますが、こっちは完全に廃墟の雰囲気でした。
タルトンネ博物館
タルトンネの説明も終わったところで今回のメインであるタルトンネ博物館について紹介します!
今回紹介するタルトンネ博物館の詳細はこちら
【水道局山タルトンネ博物館(수도국산달동네박물관)】
住所:仁川東区ソルピッ路51(인천 동구 솔빛로 51)
アクセス:地下鉄1号線東仁川駅4番出口から徒歩13分
料金:1,000ウォン(大人)/700ウォン(14歳~19歳)/無料(13歳以下)
公式ホームページ:인천광역시 동구 수도국산 달동네박물관
※2023年10月からリニューアル工事のため無期限休止中
タルトンネ博物館:エントランス


タルトンネ博物館のエントランスはこんな感じになっています。こちらの大きな階段はキム・ヘジャ×ハン・ジミン主演のヒューマンドラマ「まぶしくて」のロケ地に使われたりもしました!博物館の周辺には様々なドラマのロケ地があったり小さな公園もありました。また、子供の入場は無料ということもあって館内は子供たちで賑わっていました😊
タルトンネ博物館:館内
館内は薄暗い証明で展示物と展示物の間がタルトンネの狭い路地を表現していて凄く面白かったです。
その写真もあれば良かったんですがあまりいい写真が無かったのでカットで(笑)


展示物はこんな感じです!狭い部屋で家族団らんする様子や寝室の様子が展示されていました。部屋の汚い感じや狭さが細かく表現されていました。
タルトンネというと町並みというイメージがあり、今回博物館でも町並みの再現を見たいと思っていましたが、町並みというよりかは暮らしにスポットライトを当てている博物館でした。イメージとは違いましたが韓国の歴史の一部をよく学べました✍
タルトンネ博物館:資料

こちらは、タルトンネの展示とは別に飾られていた子供の絵日記です。
絵日記を見ると”수도국산”の文字があるのでこの辺で暮らしていた子供が書いたものだと分かりますね!更には”달뜨는 마을=月浮かぶ村”という文字もあります。
タルトンネの意味を知ると切ないですが、この絵日記では子供が月が綺麗に見える自慢の村だと紹介しているようにも見えますよね。タルトンネは貧困層が集まる場所として知らていますが、誰かにとってはそこは月明りに照らされた楽園だったのでしょう。

さてこちら家族と野球観戦に行った子供の作文ですね!1983年8月21日のことだそうです。
文章を読んでいくと、三美スーパースターズVSサムスンライオンズの試合だったことが分かりますね‼
サムスンライオンズは今もあるチームですので私も知っていますが、三美スーパースターズは初めて聞きました。調べると2007年に解散した現代ユニコーンズの前身にあたるチームだったそうです!現代ユニコーンズは知っているチームだったのでまた一つ学びました。

こんな貴重なものも展示されていました。1980年から1981年にかけて放送されたTBCドラマ「タルトンネ」の台本です。タルトンネを扱ったドラマは主に2つあってその一つがこの作品です。この作品の放送がきかっけでタルトンネという単語が定着したとも言われているそうですよ!おばあちゃん俳優としてお馴染みのカン・ブジャ先生もこの作品に出演していたんだとか。
ちなみにもう一つの作品はハン・ソッキュが主演を務めた「ソウルの月(1994)」という作品です。気になる方は是非見てみてくださいと言いたいところですがどちらも簡単に見られる作品ではないですよね💦

タルトンネを扱ったドラマ誰か作って欲しいですね
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は韓国仁川にあるタルトンネ博物館について紹介してみました。1号線の方の仁川はあまり訪れる機会のないエリアだとは思いますがもしもこのエリアを訪れることがありました是非行ってみてはいかがでしょうか。
今回もご覧いただきましてありがとうございました!감사합니당ㅎㅎㅎ

